
調子に乗って2台も買ってしまった。。。ではない。3台買ってしまったのだ。
最初の1台である、このブログで掲載したものは、1円出品して私のものではなくなった。
正常に撮れるのだが、ちょっとノイズ音がしていたり、謬画面がチラついたり。
しかし、正常にきちんと写る。ジャンクを明記したうえで作例を付けて出した。
さて、一台きちんとしたものが欲しいと思って、今度は競合者がいて1500円と高価になってしまったが、
サーもチラチラもなかった。が、愕然とした。
Allegrettoのロゴがなく、堂々とTOSHIBAと書いてある。
取説が欧米向けだったので海外仕様なのだろう。
なろほだ、外人にはTOSHIBAと書かないとAllegrettoとしか正面に書いてなければ、どこの怪しいパチモンだと思う
(私だってそう思った)。
Allegrettoの商標が前面に出ている方は、東芝特約店なり、東芝のものだと説明なりポップに書いてあるなりするだろうから、何とかなったんだろうが2003年に出たPDR-M700(最後のAllegrettoらしい)正面にTOSHIBAのロゴしかないのだ。
日本人にも受け入れられなかった証だろう。
これでは私にとって意味がなかったのだ。
カメラ遊びのジャンルでやはり「シャレ」というものはあろう。
20世紀後半には、蛇腹の付いた古式カメラをさも平然と使ってみるとか、
私も、飲み会などでクラシックカメラを持って行ったりした。
海鴎203-1などのスプリングカメラは蛇腹式だし、私の手に合うし、クラシックな割にはホットシューなどが付いているから、
飲み会で受け狙いのカメラだった(実際その用途で使うことはなかったが)。
音楽をやって生計を立てていて、Allegrettoという言葉はたまに世話になる言葉なので(楽語と認識されている場合の方が多いだろう)そのシャレで1台は持ってみたかった、、、たったそれだけのことだったのである。
先の記事でも述べたが、富士の白黒フィルムネオパン「プレスト」は、あれは極めて優秀なフィルムであったため、みんなプレストプレストといって生産中止になった時には、カメラファンにちょっとしたパニックを産んだほどだから、スパゲッティーとかパスタとかピッツァほどではないが、それなりに認識されたイタリア語で、楽語にもよく使う。
その一般性、優秀性ゆえにシャレにはならなかった。

東芝のアレグレットは、ミレニアム頃のデジカメが本当に値段が付かなくなってきた昨今、特に認識が薄く、気軽に買えるようになった。でもこのPDR-M70は、ずっと敬遠していたのである。
何故なら、レンズの鏡胴部分(実際は、電源を入れるとレンズがさらに出てくる沈胴式なのだが)に無意味なマス目状のローレット仕上げがしてある。
このような仕上げは、ここがダイヤルになっていて、何かの役目を果たすかのごとくだが、ただのお飾りである。
そして間の抜けた外観と、ビューファインダーが1つ付いているだけなので、昔のウドの大木的なガタイだけデカい固定焦点機だろうと思っていた。
2000年ならそんな商品があってもおかしくない。
しかしカメラ関係の記事では、アメリカで東芝のフラッグシップ機が発売され、日本でも発売予定などと記されている記事もある。
このローレット仕上げさえなければ、そしてプレストやエスプレッソなどのいかにも早そうな名前でなくのんびりとしたアレグレットという名でなければ、もう少しは売れたかもしれない。
このカメラに兄弟機が多いのはYohibusi様のブログやその他ブログで明らかにされているが、キヤノンパワーショットにも、カシオにも、ソニーにも同じレンズが付いていて兄弟機と思われるものがある。わたしはシャレで残すこの「アレグレット」と兄弟機のSONY DSC-F75は残すつもりだが、東芝は、ノーネームレンズながら、キヤノン製のレンズとプレスリリースで明言しているが、SONYの方はCarl Zeiss Vario-Sonnar銘になっていて。。。ただいずれにしても評判の良いレンズらしく、私もシャレで取っておくとはいえ、ちょいちょい使いたいと思っている。
さて、TOSHIBAと書いてある海外向けと思しき者には、黒い汎用レンズキャップと思われるものが付いていた。
これだからなぁ、実用本位のアメちゃんには困ったもんだ。。。と思っていた。
しかし今日届いたAllegrettoの方にも、ほぼ同じものが付いていたのである。

こりゃ、ひょっとしてひょっとして純正???
PDR-M700の方にはTOSHIBAのロゴが入っているスプリング式のレンズキャップが付いていたが。。。
しかもである。
この蓋にもインチキがあった。
ふたの両脇に出っ張りがあることから、スプリング式のレンズキャップだと思ったら。。。ジャジャジャジャ~~~~~~~ン!!!
これもフェイクであった!!レンズの両方のでっぱりは、スプリング式のでっぱりとは違い、引っ込みもしない。
レンズにはめ込みねじるとしっかりと付く。。。
ちなみにレンズが同じであろうと画像エンジンが各社違うし、東芝は画像エンジンに関して自社で開発したことを明記してあるから、兄弟機でも出てくる画は違うが、レンズもよく、現在2018年(18年落ち)でも一応実用にはなるのに、
お金をかけた割には残念なところのあるカメラである。
スポンサーサイト
- 2018/03/25(日) 23:35:24|
- 東芝Allegretto PDR-M70,7-21mm/2-2.5(キヤノン製と発表されているが)
-
| トラックバック:0
-
| コメント:4
どもども、横須賀与太郎殿。
いやはや飛ばしておりますなあ。東芝ですか、断捨離の反動が出たのでしょうか。
もっとも、拙僧も「チノン」となると、どんなつまらないAFズームコンパクトカメラでも拾ってしまいます。
プレストが無くなってパニックになった一人です。
実際のところ、プレスト400のようにどんなシチュエーションでもひとまず撮影ができて、乱暴な現像に堪えるフィルムは今だ出会っていません。オリエンタルがもう少しデリケートな粒状だと近いのですが。
なので、高価なTMAX400をD-76で現像しています。TMAXデベロッパーを使えばというのは正論なのですがSPDとD-76以外にもう一つ管理する現像液を増やすのは難しいんですよね。
- 2018/03/26(月) 05:03:50 |
- URL |
- Rikkie #1Nt04ABk
- [ 編集 ]
Rikkie様、ご覧いただき恐縮です。
ライカの0型が一番変態的で残すべきだったのでしょうが、大変な好画質なので、私にとってはよく写るカメラということになってしまい、シグマと天秤にかける羽目になってしまいました。ライカの0型は本当に良く写ります。
ですから倒錯の倒錯で360℃回っちゃったんです。
変な名前でもオモカメだったら何ですが、大メーカーのしっかりした製品がビシっとした名前じゃなくて悠長なアレグレットですからねぇ。きれいに撮れれば買います。
プレストは本当にプレストで、音楽屋にも嬉しい名前でしたが、性質をよく表したネームでした。
即、直ちに、速い!名前に切れがありますよね。アレグレットよりも。
Allegrettoなんて悠長な名前を付けられたら放っておけません。
もちろん全部買うわけではありませんが、良く写ることが分かってしまい(機種によるでしょうが)、
初代の小さなPCリブレットにドッキングができる、、、という以後はコンセプトもポリシーもなく、いっそのことデジカメなんかやめてしまったらよかったのにと思いますが、東芝の特約店とのしがらみもあったのですかねぇ。
画像そのまんまのスマートメディアが入っていまして、1カット目は電気屋さんの内部でした。
> どもども、横須賀与太郎殿。
>
> いやはや飛ばしておりますなあ。東芝ですか、断捨離の反動が出たのでしょうか。
> もっとも、拙僧も「チノン」となると、どんなつまらないAFズームコンパクトカメラでも拾ってしまいます。
>
> プレストが無くなってパニックになった一人です。
> 実際のところ、プレスト400のようにどんなシチュエーションでもひとまず撮影ができて、乱暴な現像に堪えるフィルムは今だ出会っていません。オリエンタルがもう少しデリケートな粒状だと近いのですが。
>
> なので、高価なTMAX400をD-76で現像しています。TMAXデベロッパーを使えばというのは正論なのですがSPDとD-76以外にもう一つ管理する現像液を増やすのは難しいんですよね。
- 2018/03/26(月) 15:09:26 |
- URL |
- 横須賀与太郎 #-
- [ 編集 ]
海外仕様が出品されていて珍しいと思っていたら落札されていたのですね。東芝デジカメは海外限定品でキヤノンレンズ搭載機(多分レンズユニットはDSC-MZ2と同じ)も有ったりするので面白そうです。
最後の東芝デジタルスチルカメラはPDR-5300ですが、やはりどこにもAllegrettoとは書いておらず起動画面のみ登場します。
https://aiueokblog1.blogspot.jp/2018/02/pdr-5300.html
- 2018/03/30(金) 01:17:18 |
- URL |
- yohibusi #PeIb2aYo
- [ 編集 ]
yohibusi様
コメントいただき恐縮です。
PDR-M700が最後だと思っていたら、2か月差でPDR-5300が最後でしたか。。。
奥が深いものです。
あの海外向けのM70は、海外向けというのを知らずに落札しました。
私にとっては「Allegretto」というロゴのものを持っているということに意義があるので、
海外バージョンのものも状態がいいので出品しようと思います。買う人はいないでしょうが。
M60のチラシを落札して、東芝の本気度を探ろうとしましたが。。。
まあ通り一遍で、仲間由紀恵を何故か表紙にしただけ。
海外向けに大きく作ったというだけでAllegrettoのロゴは同様になかったのですね。
思い入れというのは恐ろしいもので、正面にAllegrettoと書いてあるように思いこんでおりました。
あの時代で500万画素ではなかなかイケてるですね。
M-70もコンデジでは300万画素が1番乗りだったとか。。。
名前がいけなかったんでしょうね。私がシャレで持つくらいですから。
> 海外仕様が出品されていて珍しいと思っていたら落札されていたのですね。東芝デジカメは海外限定品でキヤノンレンズ搭載機(多分レンズユニットはDSC-MZ2と同じ)も有ったりするので面白そうです。
> 最後の東芝デジタルスチルカメラはPDR-5300ですが、やはりどこにもAllegrettoとは書いておらず起動画面のみ登場します。
>
https://aiueokblog1.blogspot.jp/2018/02/pdr-5300.html
- 2018/03/30(金) 12:19:17 |
- URL |
- 横須賀与太郎 #-
- [ 編集 ]