デジタル1眼というと少し前まで高くて買えたもんじゃないと言う印象があった。
百万円とかが安くなったといっても20万円台とか、10万円台とか。
PENTAX K100Dが出たときは、銀塩式フィルムカメラにへばりついていた人たちも、飛びついた。
レンズキットで10万円以下で(6万円台だったかなぁ)Kマウントレンズが使えるなど。
遅々として進まぬこのブログだが、デジ1などなかなか手が回らないし、安いフィルムなどもあるので、写るんだったらフィルムカメラでい~~じゃん!
どうせだったらフィルムをせっせと使って少しでも延命をと思ったのだが。。。
買ってしまいましたね。
実はこんな事があって、買うことにしたのです。
音楽を生業としておりまして、友人がピアノやヴァイオリンの発表会をすると言うので、私の生徒さんも出演させてもらうこともあり、写真係を買って出たのです。
当日使った機材は、その友人のEOS Kiss III とTamuron28-200XR
私のM4-PとHexanon90mm
正面からは、いつもは85mm程度を使うが、ホールが大変広かったので28-200を使えてよかった。
Leica M4-Pは舞台上にのぼったり、コチラが動いての撮影に重宝した(撮影はゲネプロに行ったのでこのような事ができたのだ)。
しかし、仕上がった写真を見せてもらって。。。
Kiss IIIを三脚使用で撮った写真が微妙に傾いている。
レンズかファインダーが歪曲して見えるので、どこら辺がまっすぐかなと撮影時にちょっと困ってはいた。
スクリーンが方眼マットにでもなっていれば楽であったろうが、、、
そう、1度か2度ほど傾いている。
写真などになるとすぐわかるが、ファインダーを覗いているときは、カメラが傾いているのであって、被写体自体は傾いていないわけだから、素人には発見し辛い。
これは困った。
そうだ、デジ1が良い。撮ってモニターで見れば曲がっているかどうかは一目瞭然である。
たまにこのような撮影は、自分たちのコンサートや発表会でもあるから、必須でありますね。。。
こんな事が12月なかばに起こったわけです。
さて、何が良かんべねぇ~
Canon Eos KissX2なんかはプロがサブカメラとしても使ってしまう入門用デジ1とのこと。
そう,EOSは持っていたからレンズはシグマの標準ズーム(これはライカにOEM供給したレンズで、描写が気に入っているレンズだ)、コンパクトマクロ50mmなどがあるから大本命。レンズマウントアダプター遊びも35mm1眼レフレンズに関してはEOSが一番豊富である。
中古と新品の価格差がほとんど無い。
あと評判の良いPENTAX K10D,K20D,
K10Dの中古などどうかしらん。。。M42やKマウントのレンズあるし。。。
12月半ばからそんなことばかり考えていた。
まったくショーガナイカメラ、規格、としてマイクロフォーサーズを思っていたが、
どこだかのサイトで12月半ばにライカMマウントのマウントアダプターが発売されたと読んだ。
うひゃぁぁぁぁ~~~
実は一昨年、昨年と数本L、Mマウントレンズを買っていた。
しかもいずれも国産の新しいものだ。
これらはフィルムの35mmフルサイズによって最大限の効果が得られるだろうが、G1にさらに使えるようになるんであったら、より資産を(大げさな!!)生かせるカメラがいいから。。。と俄然G1優位になった。
L,Mなどのライカ規格のレンズで今もっているものは
28mm・・・M4/3では35mmフルサイズ換算すると56mm相当の画角になる。
35mm・・・70mm相当
50mm・・・100mm相当
90mm・・・180mm相当
よし、いいんじゃないかな。これとキットの標準ズームがあれば何とかなんべ。
しかし、こんな玉遊びのためにつまらんもん買っていいんかい。。。と自問自答した。
K20Dがいいんでないのかい。。。
しかし、こんな記憶、トラウマが私の中によみがえってきた。
餓鬼の頃、撮った写真を爺ちゃんや父や、良く行く写真屋のおじさんに見せた。
決まって「こりゃ前ピンだ」とか「後ピンだ」とか言う。
当時はまだAF1眼(モチ、フィルム)は出ていなかった。
軟弱な心を持っていた小学生の私はいちいち傷ついていた。
今でも思う。俺はあの時ちゃんとピントを合わせた!!
整備不良だったに違いない!スクリーンの位置が若干ずれてたか
フィルムのイ平面性が悪かったか。。。
しかもスクリーンを明るくするためと、メーカーが施した対策は、よりピントを合わせにくくしていた。
そんな事もあって、1998年頃からほとんどレンジファインダーカメラしか使っていない。
レンジファインダーカメラの方が、私としてはピントが合わせやすいのだ。
K20DやKiss X2を買ってもピントのあわせ難さはついて回る。
しかしLumix G1だともともと光学ファインダーはなく液晶のLVFしかないのが幸いし、
MFアシストと称して、ピントを合わせたいところを、ものすご~~く拡大する機能があり、しかもその切り替えが大変やりやすい!!
私はトラウマから解放された。
今のところLVFを搭載しているデジ1でも、G1以外はミラーとスクリーンとペンタプリズム(ペンタミラー)を搭載している正統派1眼レフばかりであるから、LVもミラーを上げ、撮影にはミラーを下ろすなど。。。さらにファインダーを覗いた状態では光学ファインダーになりピンとは見難いし、もちろん拡大はできない。LVを見るのは背面の液晶画面であるから、LVで撮影しようとすればカメラを前に差し出すような撮影体勢しかとれず、LVにおけるAFは遅いのだそうだ。
本来1眼レフは、もし感光剤に写る映像が引っ張ってこれるのだったら(これは当時まったく不可能だったわけだけれど)そこに写る映像を見たかったはずである。
プロセスが電子的になって、なぜいまだにミラーとスクリーンとペンタプリズムというフィルムカメラ時代の生きた化石を後生大事に背負っているのか。。。不思議でならない。
まあ、入門機などはミラーレス、LVFの動きが加速するのではないかとは思う。
私も、APS-Cサイズかできれば35mmフルサイズのデジ1で、LVFとミラーレスの物が出たら買うとしよう(そのときお金があったら!!)しかし、生きた化石な機能を有した形で優秀なデジ1が安く出てもそれはスルーして我慢しよう!!(お金の無駄遣いにならなくていいね)
かくして、買おうと思ったが、用意していた金がなかなか生活費に回ってしまい、年越しにお金は出て。。。
そう思っているうちに宮本製作所のM4/3-LeicaMアダプターは12月半ばの発売後まもなくあっという間に売り切れてしまい、さらに、年の瀬には随分安くなったこのカメラも、年明けにでも買うか、とおもったら、年が明けたら高騰していた。。。
その後徐々に下がっていき、マウントアダプターも再発になり、アダプターは1月26日に来て、アダプターだけ持っていてもしょうがないからと、カメラも注文し1月の29日に来た。
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2009/02/24(火) 11:32:45 |
放)Lumix G1/G VARIO 14-45mm
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