
Yashica-Mat,Lumaxar 75mm/3.5,1/30秒 f3.5開放,ILFORD HP5使用
う~つれ~ばい~いじゃん。。。
これは興味本位とか、カッチョイィ~とか、面白そう。。。と思って買ってもなんかイマイチ写りが気に入らないという時、ちゃんと像が写ってりゃいいじゃん、くよくよすることは無い。。。日本製のおおよそのカメラだったら実用にはなるし。。。という意味あいもあった。
しかし、色々気に入らないと使わなくなる。
散々憧れたのに、どうもしっくりこない。どうでも良いと思っていたものが描画は好みだったり、撮り易かったり。
これは理想の結婚相手を探す永遠の旅のような物だ。
最近中判ばかり使うが、中判ならではの使い方は全くしていない。
これこそ写ればいいじゃん。。。だろうか。
2眼レフのファンは多く、ヤフーオークションでは中判の項目と並列して2眼レフの項目があるくらいだ。
私は小学校5年にYashica-Mat 124Gを使い出した。ガキの頃にいじったものだから手が勝手に動くのだ。
故障してそのまま離れた後、再会した時に手がするするっと動き出した。
私はこのカメラでいいんだ。このカメラ以上求めなくていいんだと思った。
Rollei 3.5Fなどのプラナーなどは、これはもう素晴らしい描画のレンズで、あのトーンの出し方にはシビレルのだが、私の手には少し大きく、なんとなく使いにくい。それでとはとRolleicordだとちょっと軽すぎ小さい。
レンズの魅力はあるのだが。
ミノルタのオートコードの出番となるのが順当であるかもしれないが、これまた、レンズボードの下のフォーカシングレバーでピントあわせ、クランクの操作感がなじめず、相棒とはなれなかった。
レンズはものすごく定評があるのだが。。。
結局ヤシカマットに戻ってきたのである。
初代ヤシカマットは最終モデルの124G と比べれば、とても工作が良い。
アメリカのカメラ雑誌の投票で、このレンズは解像力No.1に選ばれた、、、と当時のアサカメの広告に書いてありました。
まぁどう書いてあったかは別として、プロカメラマンをしておられた方がこの初代ヤシカマット使われて「このレンズはすごいねぇ、遠くでタバコを吸っている人の煙までしっかり写る」とおっしゃられていたのが気になっておりましたが、90年代のクラカメブームで高くなり、しばらく手が出なかったのですが、最近は収まり、キレイで調子の良い物が諭吉未満で手に入った。
この機種は2年ほど前、ハッセルが入院中に当座の代わりとして購入した.
http://yotarouyokosuka.blog92.fc2.com/blog-category-39.html実に良く写り気に入っていたのだがハッセルは退院するし、アキュートマットDスクリーンを中古で購入する資金を捻出するためにお嫁に出した。
狙っている方が居られたと見えて、買った額と同額でお嫁に行くこととなり、めでたくスプリット+マイクロのアキュートマットDを購入できたのだが。。。
どうやら私にはアキュートマットDよりYashica-Matの方が魅力的であったようだ。
私がガキの頃に使っていた124Gに着いているYashinon80mmは解像感はないが、とても滑らかな調子で好きな描画である。心に染み入るのはPlanarよりYashinonである。もちろんNikkorよりYasinonだ。
この初代Yashica-Matは輸出用がLumaxar,国内用がYashinonという説がある。
事実2種類ともよく見られるが、当時のYashinonとLumaxarを比べ、自分なりに別のレンズかどうかを判断つけるほどの気合は無いが、ちょっとだけ興味がある。
まぁ自分にとってYashinonは最終型の124Gの軟らかいYashinonでよいのだけれど。
なんだかヤシコール、トリローザー、ヤシマー、ヘリオスターなんていうのも着いているヤシカの2眼も気にはなるが、ネット上の試写記録を見るので十分である。
とかいって気にはなっている。
結局手に合ってよく写ればそれでよい。
なにしろ名機のNikon FもCanon F-1も指の短い私には手に余り、バルナックライカは小さすぎた。
本当に手にフィットしたのはFED-5とYashica-Matだけである。
(FED-5などはライカMタイプと底面は同じ大きさですが素材が安い感じが私の手には合いました)
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テーマ:こども写真 - ジャンル:写真
- 2012/09/02(日) 00:30:00|
- Yashica-mat Lumaxar 80mm/3.5
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どもども、横須賀与太郎殿。
なるほど、ちょっと湿度を感じる写りが、お子さんのみずみずしい肌とあっているように思えますね。
二眼レフカメラはパッケージングはすごく好きなのですが、「撮り逃げ」という拙僧のスタイルだと目測蛇腹の方が稼働率が高いです。
古い街並みを二眼レフでじっくり撮るのに憧れているのですが。
トリローザ―は様々なカメラが採用していますね。我軍のピジョンだとアンダーでフォーカスがあっていると暗部がつぶれて意味深な写真になります。というか、適正露出の写真がイマイチ決まらないので評価が出来ないのですが。これはあっしの技量の問題ですね。
たしかに二眼レフはオーソドックスなデザインの方が使いやすいですね。クランクだと、いつか壊れるのではという不安もあります。
最近使ったのが戦前のミノルタフレックスなのですが、どうも写真として成立しない程眠いコントラストでがっかりしました。セミミノルタも同様だったので、本来の性能なのかなとも思うのですが。セミミノルタPになると近代的な写りをします。
眠ったお子さんを静かに二眼レフで撮るというのが粋ですねえ。
- 2012/09/02(日) 08:39:16 |
- URL |
- Rikkie #1Nt04ABk
- [ 編集 ]
Rikkie様~
戦前のミノルタレフ萌えぇ~~!
大御所であられた田中正雄さん(2眼レフの話の上下刊を書かれた方ですが)の記述に開放ではやや軟らかい描写をするという記述を見てから35年以上欲情し続けて今日に至ります。
あのプロマーも旭光学の供給ではなかったでしょうか。
とりあえず室内でもISO400モノクロであればf3.5で1/30秒でシャッターを切ってみる。。。という習慣は2眼レフ。。。しかも国産セミオートマット機を使った経験から来ているのだなぁと気が付きました。
いろいろな意味でバケペンやハッセルでは必ずしもこの条件は適応にはなりません。
これは極めて私なりの低次元な志が低い「う~つれ~ばい~いじゃ~ん」規格でのはなしです。
せいぜい手札に伸ばせればOKな規格です。
手に合うからぶれにくいというだけでなく、レンズの枚数が多く無いと、悪条件でもちゃんと写っているなぁという感じがします。
ハッセルに走った理由に、2眼レフの奥深さ、特に国産2眼レフのそれぞれの味見をしていたら破産してしまうという恐怖感から逃れるためでした。
5万円のハッセルで済んだのですから国産2眼レフやローライやフレクサレットの各玉を比べる費用を考えてみると1/100の出費で済んだといえます。
私の使い方に於いてはYashica-Matの方が重宝し優れているといえます。
> どもども、横須賀与太郎殿。
>
> なるほど、ちょっと湿度を感じる写りが、お子さんのみずみずしい肌とあっているように思えますね。
> 二眼レフカメラはパッケージングはすごく好きなのですが、「撮り逃げ」という拙僧のスタイルだと目測蛇腹の方が稼働率が高いです。
> 古い街並みを二眼レフでじっくり撮るのに憧れているのですが。
> トリローザ―は様々なカメラが採用していますね。我軍のピジョンだとアンダーでフォーカスがあっていると暗部がつぶれて意味深な写真になります。というか、適正露出の写真がイマイチ決まらないので評価が出来ないのですが。これはあっしの技量の問題ですね。
> たしかに二眼レフはオーソドックスなデザインの方が使いやすいですね。クランクだと、いつか壊れるのではという不安もあります。
> 最近使ったのが戦前のミノルタフレックスなのですが、どうも写真として成立しない程眠いコントラストでがっかりしました。セミミノルタも同様だったので、本来の性能なのかなとも思うのですが。セミミノルタPになると近代的な写りをします。
>
> 眠ったお子さんを静かに二眼レフで撮るというのが粋ですねえ。
- 2012/09/03(月) 03:41:46 |
- URL |
- 横須賀与太郎 #-
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Kan様、
古女房のもとへ帰ったつもりが、古女房の歳の離れた姉の所に戻っちゃった感があります。
姉(初代)・・・しっかり物の優等生。几帳面な性格(以上玉)。美人で丈夫(本体)。
妹(124G)・・・大雑把ながら優しい性格(玉)。意外と気がきく(露出計)。
といった感じでしょうか。
標準型の2眼レフですのでフィルムの平面性には問題があるはずなのですが、コンスタントにピントが出ます。
これはコニカプレスなどとともに大変な美点です。
ハッセルなどはちょっとそこら辺が物足りません。OHに出したのですが。。。
やはりピントが出るカメラがいとおしいです(当たり前ですが)。
ハッセルはミラーか何かの部分にモルトが使ってあり、ピントは良く狂うそうです。
プロはそのことを否定します(マメに点検に出すからでしょうね)。
アマの古カメラ好きは、ハッセル信仰があって、自分が悪い物としてあきらめてしまうのでしょう。
そういう意味でバケペンなどたいした物ですね。ジャンクで買って来ても動けばピントがちゃんとでるというところが。
> 結局、馴染んだヤシカマットになる、これは画質とか
> MTFとかとは別ですね。結果より写している時に違
> 和感が無いのがベストということでしょう。
>
> 古女房の下に帰らざるを得ず・笑
- 2012/09/06(木) 02:28:59 |
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- 横須賀与太郎 #-
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