
Agfa Isolette I,Agfa Agnar85mm/4.5,TX使用。
同じ時にZeiss IkonのNettar (Novar 75mm/6.3)付を持ち出し、交互に撮ったら案の定どちらで撮ったか分からなくなってしまった。
これはAgfaの方で確実である。
なぜならLubiteLで半分撮った後にフィルムを入れ替えたのはAgfa Isoletteのほうだった。
ネガのコマが空いていたことと、ネガの画面が縦送りから横送りになり画像の方向が変わっていた。
絞り込んでゾーンフォーカスにして使ったが、スナップなどを粋がって撮るとやはり失敗が多い。
きちんと並んだ「記念写真」に良いように思う。
戸外で、絞って、きちんと並んで、ちゃんと撮る。
ある意味で家庭写真の基本かもしれない。
このカメラはSさんからの頂き物で、Sさんは1昨年亡くなられてしまった。
私が指導している男声合唱団の団員さんであった。まだ60代だったのになぁ。
その前に入院されていて、元気に復帰されたあとに「あ、これどうぞ」といって渡された。
いきなり渡されて、もちろん私は喜んだけれど、ただただいただいたと思っていた。
帰ってからカミさんに「これSさんに貰った」というとカミさんは「ゲッ・・・」といった。
妙なことを言うなぁと思ったら、ああそうか、、、入院された時にお渡ししたお見舞いのお返しだったのだなぁ。
カミさんはお菓子などを期待していたか、私だけがリターンを受けたことに一瞬何か思ったのだろう。わたしはお菓子などより1万倍、それはもう比べ物にならないほど嬉しかった。
その後定期演奏会に出演していただいて、元気に歌っていただいたのだけれど、数ヵ月後に天に召された。
形見というほど重くない。快気祝いの代替品だけれど、、、
フィルムメーカーの作った普及型の中判(6x6)スプリングカメラだが、基本性能はしっかりしている。
というか余計な物は付いていなくて、シャッター速度はバルブ、タイム以外は25,50,1足飛びの200の3速。
距離は目測。レンズは中口径の3枚構成。
しかしこのそぎ落とした所がなんとも良い。
これをちゃんと、サッと使えれ達人のようであり、高価な舶来カメラを礼賛する輩に大砲を1発お見舞いできる。
このレンズを悪く言う人はいなくて、よく写るとの評判で、むしろ蛇腹がビニールなどの素材で穴が開き撮影不能になるという顰蹙はいわば常識になっている。
しかし60年ほど前のカメラなのでこのような評価は可哀そうで、多分現役の頃はそれなりに耐えていたのであろう。
当方のいただいた物は蛇腹の穴は無く、撮影可能であったが。。。
フィルム側のレンズの汚れがどうしても取れず、曇っていた。
ああ~ 残念だなぁ。。。と思って2年ほどほったらかしになっていた。
先日引っ越して以来の大掃除をして、カメラの整理もせねばと思っていた矢先ルビテルは治るわ、不具合がると思っていた数台のカメラが正常になっているわ(安価なカメラのみだが)、このカメラのレンズも洗剤で洗ってみたら曇りは取れた。
実にウレピ~のだ。神様が大掃除をしたことを褒めてくれて励ましてくれたに違いない。
早速の使用となった。
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テーマ:こども写真 - ジャンル:写真
- 2012/06/02(土) 22:40:19|
- 放)Agnar 85mm/4.5(Agfa Isolette I)
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| コメント:4
どもども、横須賀与太郎殿。
アグナーにノバーですか、流石3枚玉将軍の横須賀与太郎殿ならではの布陣ですね。
あっしもイゾレッテの黒を持っていたのですが、どこにもピントが合わず処分しました。フィルムカメラを処分するのは珍しいのですが。
アグファというメーカーは好きで、いくつもビットを入れたのですが、完全ジャンク率も多いですね。アグファの信頼性が低いのではなく、イイ物は離さないのでしょうね。アグファとコーワはちゃんとした店で買わないとリスクが大きいです。
トリオターだのトリローザ―だの、中判3玉レンズのピュアな魅力は心地よい物です。
あっしも先日、数年にわたって放置していたカメラを幾つか動くようにしました(修理とは程遠い)。SR-1のメーターとか華中とかです。不思議とダメなときはダメなんですが、上手くいくときは上手くいくんですよねえ。
先日もちゃんとしたジャンクのキヤノンデミが届いたので、近いうちに開けたいものです。
リコースーパーショットもあるのですが、旧い電子シャッターだとお手上げですねえ。
- 2012/06/05(火) 06:31:42 |
- URL |
- Rikkie #1Nt04ABk
- [ 編集 ]
Rikkieさま、いつも有難うございます。
華中ですか!!あの中華カメラにふさわしいカラフルで濃い色のコーティングのレンズ、どんな感じに写るのだろうと、20年数年前から気になって機になって仕方が無かったのです。
何卒作例を拝見いたしたく存じます。
黒ボディーのアグファを捨てられたのですね。。。
なんかイイカンジのカメラでしたね。
コーワもアグファも、ちゃんと手入れされたカメラはやはり価値があります。
海外有名品やレアな商品がえらいのではなく、やはり手入れをされて大切に使われているカメラはやはりえらいです。
海鴎4Aのビューレンズが前玉回転式のように前後してしまっていてピントが狂っていたので、ピントグラスをあてがってルーペで覗き、ビューレンズの玉を直に指で具ぐるぐる回してちょうど良い所で前玉のネームプレートからアロンアルファを少量流し込んで固定し、まあ使える状態にしました。
のバー6.3付のネッターも、アルプス堂でジャンクで買った物です。
前玉が抜けてしまう持病があったのを、ねじ込む位置を変えてピント調整をしました。
諦めていたカメラが治るのは嬉しいことです。
> どもども、横須賀与太郎殿。
>
> アグナーにノバーですか、流石3枚玉将軍の横須賀与太郎殿ならではの布陣ですね。
> あっしもイゾレッテの黒を持っていたのですが、どこにもピントが合わず処分しました。フィルムカメラを処分するのは珍しいのですが。
> アグファというメーカーは好きで、いくつもビットを入れたのですが、完全ジャンク率も多いですね。アグファの信頼性が低いのではなく、イイ物は離さないのでしょうね。アグファとコーワはちゃんとした店で買わないとリスクが大きいです。
> トリオターだのトリローザ―だの、中判3玉レンズのピュアな魅力は心地よい物です。
>
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> あっしも先日、数年にわたって放置していたカメラを幾つか動くようにしました(修理とは程遠い)。SR-1のメーターとか華中とかです。不思議とダメなときはダメなんですが、上手くいくときは上手くいくんですよねえ。
> 先日もちゃんとしたジャンクのキヤノンデミが届いたので、近いうちに開けたいものです。
> リコースーパーショットもあるのですが、旧い電子シャッターだとお手上げですねえ。
- 2012/06/06(水) 06:09:56 |
- URL |
- 横須賀与太郎 #-
- [ 編集 ]
どもども、横須賀与太郎殿。
華中を御存じとは、流石ですね。
これは北京の朝陽区骨董品市場でカメラ関係のブースがあった頃に拾いました。300元くらいですから決行しましたね。
完全に治ったわけではなく、巻き戻しでスプロケットをフリーにすると戻らなくなる場合があるんですよね。フィルムは撮影済みになったら家に帰ってダークボックスで巻き上げれば没問題です。
プリミティブな二眼レフや蛇腹カメラはやっつけ仕事で何とかなるのがアナログの魅力ですよね。
- 2012/06/07(木) 08:55:40 |
- URL |
- Rikkie #1Nt04ABk
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