
法事があり実家に一泊。市が、違法に住宅地化された部分をどんどん代替地を提供し、大きな公園を作ろうとしている。
7重の塔、金堂、鐘楼、講堂など大きな規模を誇る国府そばの大寺院の遺構の大規模な公園化をもくろんでいるようだ。
どんどん更地になり、そこに異常なまでに桜を植えだしたもんだから、徒歩15秒で桜だらけだ。
何となくSD14かS5proとも思ったが、ご神体のsd quattro Hを、桜が満開の時に持ち出さずしてどうする、と、
半ば自分のケツを叩くようにして持って行った。
このカメラとこのレンズの、本当の意味での高精細が怖かったのである。
Nikkorのように固く出さず、おとなしい感じで伸ばせばどこまでも出てくる。
被写界深度なんてないようなものだ。
AFの精度とかどうとかではなく、機械がどの部分を選んだか、一度確認のため拡大してからシャッターを押さないと
どこにピントが合ったかわからなくなる。
S5proに撒き餌レンズで現行品のNikkor 35mm/1.8G DXを付けて試写したところ、
明らかにレンズが、かようなるきっちりした画をかいてここまでは固くボケは奇麗にと
ある程度費境震度を当てにできる描画であったが、SIGMAのARTレンズ35mm/1.4DGは
穏やかに、より細かくより細かくそして完璧なる前後のボケ、
被写界深度なんかあってないようなものだ。
後ろの風景が全く見えないか少し見えるか、ある程度見えるか。。。
遠景でもピントは一点しかない。
アンチテーゼとして安いカメラでも移ればいいじゃん・・・ではなく
高級カメラでも威張るんじゃなくて、所詮こっちは素人だし、写ればいいじゃん。。。ということで
これまでもオモカメ(トイカメという言葉は嫌いだ)からライカ、ハッセル,PENTAX6x7、MAMIYA RB67、スピードグラフィックまで使ってきた。
高級カメラでも、安いジャンクでも写ってくれればいいのだが。。。
今回は参った。PENTAX6x7やマミヤのRB67シリーズでもそうだが、手持ちでホイホイとっていると痛い目にあう。
しかし今回はそれ以上だった。
フィルムカメラのレンズの性質上、ある程度フィルムの平面性が悪いことも考慮しなければならないので、
ストイックにレンズを作れずに、色をこてっと盛るか、シャープ感を出すか。
先に言ったNikkorの新しい35/1.8もボケに異を使ったものの、上記なようなところをちょっと感じたのだ。
しかしこれはセンサーとの相性ということを最近痛感しているので、私の好みとS5proのSR素子との相性もあるだろう。
ロングセラーで多く使われているレンズであるからいいに違いない。
桜なんぞどこに焦点を定めるかの難しさを改めて知った次第である。
撮っているときはこの花のオシベメシベに、、、とおもっていても、
画を見てみると、別なところにピントを合わせなければピンボケ写真に見えるなど、、、
今まで被写界深度で何となくパンフォーカス化してどうにかなってしまっていたことが成立しない。
その点、画素が少ないSD14などの方が同じレンズを使ってもなんとか成立してしまう。
しかしこれはこちらの扱い方であるから、センサー自体が見ているピント面を拡大して見れるのは大変有利である。
高精細になればなるほど、大判カメラで10倍のルーペでのぞき込んでいるのと同じことが必要なのだ。
どんなに精度を出してもレフレックス型のカメラは、シャッターを切る前にピンとは確認できないのである。
そんてん有利な条件を持たせてもらっているのだから、経験を積まないとなぁ。
風景写真っていうのは難しいですね。
プロやハイアマチュアは、なるほどこういうところまで神経を使って撮っていたんだと改めて知る。
というか40代もそろそろ終わりなわたしがこんなこともわかってなかったのか。。。
最初の高倍率ズームKIRONの28-210㎜は2.5mまでしか寄れなかったが、
考えてみれば28㎜レンズ付きのコンパクトカメラなんか2.5㎜あたりに固定焦点にしてパンフォーカスが成立するので、KIRONでもできるはずだ。
それを実験したのが下記の記事である。
http://yotarouyokosuka.blog92.fc2.com/blog-category-74.html完全な無限は無理としても、そのまんま何も考えず11に絞って絞優先オートで代替のものが撮れた。
描写がぶ厚かったからだ。
ヤシコンツァイスなどもその傾向があった。
しかし、その分厚さがなく色はきちんと乗っているのにこちらkら寄っていくとどんどん細かいところまで見えるのに、多少絞ったくらいではピントは一点。
まあフィルム時代と違ってお金をかけずに授業を出来たのは幸いだった。

フィルム時代、90年代から2000年くらいまで山カン露出でフジクロームプロビア100Fでは、山カン露出でこれ位の調子で撮っていたなぁ。
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- 2018/03/29(木) 19:56:16|
- Sigma 35mm/1.4 DG ,Sigma sd H quattro
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調子に乗って2台も買ってしまった。。。ではない。3台買ってしまったのだ。
最初の1台である、このブログで掲載したものは、1円出品して私のものではなくなった。
正常に撮れるのだが、ちょっとノイズ音がしていたり、謬画面がチラついたり。
しかし、正常にきちんと写る。ジャンクを明記したうえで作例を付けて出した。
さて、一台きちんとしたものが欲しいと思って、今度は競合者がいて1500円と高価になってしまったが、
サーもチラチラもなかった。が、愕然とした。
Allegrettoのロゴがなく、堂々とTOSHIBAと書いてある。
取説が欧米向けだったので海外仕様なのだろう。
なろほだ、外人にはTOSHIBAと書かないとAllegrettoとしか正面に書いてなければ、どこの怪しいパチモンだと思う
(私だってそう思った)。
Allegrettoの商標が前面に出ている方は、東芝特約店なり、東芝のものだと説明なりポップに書いてあるなりするだろうから、何とかなったんだろうが2003年に出たPDR-M700(最後のAllegrettoらしい)正面にTOSHIBAのロゴしかないのだ。
日本人にも受け入れられなかった証だろう。
これでは私にとって意味がなかったのだ。
カメラ遊びのジャンルでやはり「シャレ」というものはあろう。
20世紀後半には、蛇腹の付いた古式カメラをさも平然と使ってみるとか、
私も、飲み会などでクラシックカメラを持って行ったりした。
海鴎203-1などのスプリングカメラは蛇腹式だし、私の手に合うし、クラシックな割にはホットシューなどが付いているから、
飲み会で受け狙いのカメラだった(実際その用途で使うことはなかったが)。
音楽をやって生計を立てていて、Allegrettoという言葉はたまに世話になる言葉なので(楽語と認識されている場合の方が多いだろう)そのシャレで1台は持ってみたかった、、、たったそれだけのことだったのである。
先の記事でも述べたが、富士の白黒フィルムネオパン「プレスト」は、あれは極めて優秀なフィルムであったため、みんなプレストプレストといって生産中止になった時には、カメラファンにちょっとしたパニックを産んだほどだから、スパゲッティーとかパスタとかピッツァほどではないが、それなりに認識されたイタリア語で、楽語にもよく使う。
その一般性、優秀性ゆえにシャレにはならなかった。

東芝のアレグレットは、ミレニアム頃のデジカメが本当に値段が付かなくなってきた昨今、特に認識が薄く、気軽に買えるようになった。でもこのPDR-M70は、ずっと敬遠していたのである。
何故なら、レンズの鏡胴部分(実際は、電源を入れるとレンズがさらに出てくる沈胴式なのだが)に無意味なマス目状のローレット仕上げがしてある。
このような仕上げは、ここがダイヤルになっていて、何かの役目を果たすかのごとくだが、ただのお飾りである。
そして間の抜けた外観と、ビューファインダーが1つ付いているだけなので、昔のウドの大木的なガタイだけデカい固定焦点機だろうと思っていた。
2000年ならそんな商品があってもおかしくない。
しかしカメラ関係の記事では、アメリカで東芝のフラッグシップ機が発売され、日本でも発売予定などと記されている記事もある。
このローレット仕上げさえなければ、そしてプレストやエスプレッソなどのいかにも早そうな名前でなくのんびりとしたアレグレットという名でなければ、もう少しは売れたかもしれない。
このカメラに兄弟機が多いのはYohibusi様のブログやその他ブログで明らかにされているが、キヤノンパワーショットにも、カシオにも、ソニーにも同じレンズが付いていて兄弟機と思われるものがある。わたしはシャレで残すこの「アレグレット」と兄弟機のSONY DSC-F75は残すつもりだが、東芝は、ノーネームレンズながら、キヤノン製のレンズとプレスリリースで明言しているが、SONYの方はCarl Zeiss Vario-Sonnar銘になっていて。。。ただいずれにしても評判の良いレンズらしく、私もシャレで取っておくとはいえ、ちょいちょい使いたいと思っている。
さて、TOSHIBAと書いてある海外向けと思しき者には、黒い汎用レンズキャップと思われるものが付いていた。
これだからなぁ、実用本位のアメちゃんには困ったもんだ。。。と思っていた。
しかし今日届いたAllegrettoの方にも、ほぼ同じものが付いていたのである。

こりゃ、ひょっとしてひょっとして純正???
PDR-M700の方にはTOSHIBAのロゴが入っているスプリング式のレンズキャップが付いていたが。。。
しかもである。
この蓋にもインチキがあった。
ふたの両脇に出っ張りがあることから、スプリング式のレンズキャップだと思ったら。。。ジャジャジャジャ~~~~~~~ン!!!
これもフェイクであった!!レンズの両方のでっぱりは、スプリング式のでっぱりとは違い、引っ込みもしない。
レンズにはめ込みねじるとしっかりと付く。。。
ちなみにレンズが同じであろうと画像エンジンが各社違うし、東芝は画像エンジンに関して自社で開発したことを明記してあるから、兄弟機でも出てくる画は違うが、レンズもよく、現在2018年(18年落ち)でも一応実用にはなるのに、
お金をかけた割には残念なところのあるカメラである。
- 2018/03/25(日) 23:35:24|
- 東芝Allegretto PDR-M70,7-21mm/2-2.5(キヤノン製と発表されているが)
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(ちなみにS5proの開発リーダーの牧野課長様(当時)のインタビュー記事は
http://www.itmedia.co.jp/lifestyle/articles/0702/01/news035.htmlこちらである。)
京浜急行の金沢八景駅裏である、
ここから少し行くと武蔵野国と相模の国の境で、現在の横浜市と横須賀市のさかいである。
ここ¥の場所には最近まで茅葺の家が二件建っていた。
実に良い景色であった。片方は少し有れていて時期に可消失してしまった。
金沢八景駅を随分再開発して詰まんなくなったと思ったら、新杉田までつなぐモノレールの構造物がニョキニョキと伸びてきた。
ははん、これは八景えきがつながるのだな(それまでは京急金沢八景駅の改札を出て商店街を少し歩き、信号を渡ると入り江になっていてそこの上に「シーサイドライン(モノレール)」の金沢八景駅があった。
不便だなぁと思っていたが、いざとなって風流さが失われるともん気を言うという、我ながら嫌な奴だ。
このすぐ右隣りの方向が横浜市大だから、市大の人便利になるだろう。
練習場に借りている中学校の桜

ちょっと暗いかなぁ↑

↑ちょっと明るいかなぁ
0.3EV刻者設定は苦手である。
半絞相当の0.5出ないと調子が狂う。


JR蒲田駅東口駅前の桜



SIGMAとフジのS5pro、相性いいですよ!!
(JPEG撮って出し。15年前のレンズと9年前に生産を中止したカメラだ。レンズの方は、SD10などの記事にこのレンズが付いているSD10の写真が載っていたりするからその頃ではないだろうか..)
SIGMAはRAW寄り、FUJIはJPEG寄り。
立ち位置をはっきりさせることが両者のともどもそれぞれの会社ならではの熱心なユーザーを掘り起こし、
繁栄につながったのかもしれない。
- 2018/03/25(日) 15:28:11|
- 放)SIGMA 18-50/3.5-5.6,FUJI FinePix S5pro
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(拝啓山木社長様)
もともと、私には何をとるということもなく、カメラの浮気を重ね,試写を続けているうちに。爺さんばあさん、父、ペットたち、お知り合いで天に召された方々が写っていて、カメラいじりも悪くないと思う次第である。
しかし定期的にカメ鬱が来る。
その前には躁状態があり、あれやこれやで右から左へとカメラが流れていく。
なにもただ使いたいんじゃない。自分にとってスタンダードってなんだ、自分の相棒となるのは誰だ。。。ということだけなんだ。
昨年春にTTLマニュアル機械式布幕シャッター機とヤシカの2眼レフを基準に据えたが、思いもよらずシグマのデジ1を使うこととなって、その基準はガラガラと崩れ去った。デジタルはいくら撮ってもお金がかからない。これは3日やればやめられないのである。
RAWに親和性が高いSIGMAと,JPEG撮って出しにこだわっているFUJIFULM(S5pro)の両方がそろって、あと親父の形見(ではない、形見のはジャンクで処分した。。。)のようなものでPEN-Fを、プリセット不良で売り物のならない、売りたくないアサヒフレックスが残った。ヤシカの二眼レフは妻が売ってはいけないと差し止めがかかった。まぁあとはコンパクトなものがあるとよいが、DP2メリルなどはまだ高価なのである(ヤシカエレクトロ35CCNの出品写真を見るといまだに胸が痛む)。
ヤフオクに出す手間もそうだが、縁を結んだ者たちを売り飛ばす、なんか後ろめたさがあるのか、カメラに対して薄情な私にも一部の情があったか。大変疲れるのだ。かといって支払いは待ってくれぬ。
あんなに別れを惜しんだのに、手放したらもうすっきりしている。
まぁ今回、SIGMAというカメラに軸を据えたことは大きいだろう。
無駄というのは無くすものではない。
無駄を無くすとろくなことがない。
でもストイックな心も働き、無駄をなくそうと、そして惚れた相手に尽くそうと、先にあげたカメラ以外のものはできるだけ減らそうとする。
このアンビバレントな葛藤がドーンと私を突き落とすのだ。
義母が食卓に生けた花をSD14で無心で撮った。
救われた気がした。
丹精を込め育て上げ、花がさいたら生け、、、
日常だから机の上は雑然としている。
35㎜/1.4がぼかしてくれた。
SD14にはは最新のSIGMA Photo pro6.5より4.2の方が画も奇麗で設定も自由度が高かった。
sd quattro Hはその限りではない。
RAWで撮るとフィルム時代に培ったヤマカン露出も効くし、ホワイトバランスを現像時に設定出来る。
これはカラープリントで散々辛酸をなめて、リバーサルに逝ったが日常の灯火の下での撮影は色が偏る。
こんなちょっとなんか疲れたような、身体も頭も動けないような変なときに、義母の丹精、そしてふと救われた私の心、
そして救われたことへの感謝としてできるだけ美しく現像し、自分が感じた色で表現したいと思った。
SIGMAは3日やるとやめられない。
- 2018/03/22(木) 20:24:43|
- SIGMA 35mm/1.4 DG Art,SIGMA SD14
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玄関を出て県道26号衣笠方面を望む。こんどはホワイトバランス設定をしたから変な色にはなっていない。
雨上がりも幸いした。

この造船所も横浜市との境あたりにあるのだが近く撮れる。。.って当たり前だ。完全に持て余している。

人気の軍港巡りクルーズ船。

作業ご苦労様です。
私の感覚に染みついているのが28㎜、35㎜、40㎜、44㎜、45㎜、次は55-60㎜。
24は必要なものがちゃんと写ってしまい緊張感が出ない。
28はあまり使わないが35㎜1眼レフのスクリーンに映された28㎜の画角を除くのは好きだったりする。
35-60㎜までですね。
50㎜は絶対に嫌です。
半端です。
45㎜は風景にピタッとはまるところがあるんです。
ポートレートは60mmまで。
- 2018/03/20(火) 23:58:33|
- CANON ZOOM LENS 10X 5.8-58mm/2.8-3.1 USM(CANON PowerShot S1 IS)
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このレンズが私好みで素晴らしいことはわかっていた。
通数か月前までまともな(古くても)デジ1を持つと思わなかったから死蔵していた。
(PANASONICのGH1は相当いまいちであった。ローパスかけすぎ?)
距離も絞の塩梅も1ッ発で決まらない。
だからデジなればこそ生きるのだ。
私が中学のころとは全く環境が違ってしまった。
あの頃は、本物のベス単で撮影できたのだ。
忠実にベス単レンズを模倣したというVK70よりも、VK50の方がクリーミーでシルキーな感じがする。
FUJI S5pro 使用
- 2018/03/15(木) 22:26:29|
- VK50R(KIYOHARA KOUGAKU)
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Allegrettoという楽語にも使う言葉が珍しく使われているカメラだから買ったTOSHIBA Allegretto PDR-M700である。
しかし、どうもコンセプトが見えてこない。あちこちに兄弟機がある。
キヤノンと仲が良いようだ。PDR-M700にもキヤノンのレンズが搭載されている。
いろんな系統や種類で兄弟機がいるのだ。
なんでAllegrettoなんていう中途半端な名前を付けたんだろう。
フィルムだったがフジのネオパン・プレスト(これも楽語としてよく使うが)こっちの方が早いのである。
1997年のプレスリリースを見つけた。
https://www.toshiba.co.jp/about/press/1997_06/pr_j1601.htmなるほど!!
このころは修行中でろくにカメラのことも分からずにいたが、こんなカメラは知らなかった。
当時知っていたら、これは心中穏やかならぬものがあっただろう。
カメラが好きだったので携帯できるカメラ、いつでも携帯できるカメラが欲しかったのである。
(今の若い人は何を言っているかわからないだろうけれど)
1989年春頃だったろうか、カメラメーカーの営業のアルバイトをちょうどやめようというときに、
KONICA Big miniが出た。
ワイシャツのポケットに入る!!本格的に携帯できるカメラの始まりみたいに思った。
いやいや、こんな正式なカメラの前にも110フィルムのカートリッジの前にくっつけるだけの
「セルビ マイクロ110(岩田エンタープライズ)」があった。
80年代前半である。後にロモグラフィーがそのままの形で使い、現在ではハリネズミデジタルみたいな名前で出ているが、
その大元である。
セルビ マイクロ110にはダミーのフィルムが付いていて、その端にキーホルダーが付いている。
そして、フィルムのは言っている丸い部分には蓋が開けられるようになっていて、小銭入れになるという。
これこそ日常使いのカメラだと思って、相当無理なルートをたどって買った。
しかも私はこのカメラにカラーネガだけでなく、当時まだあったコダクロームとエクタクロームも通している。
110にもコダクロームとエクタクローム、モノクロはベリクロームなどがあったのだ。
キーホルダーはすぐ壊れてしまい、カメラは数本のフィルムを消費し、、、壊れた玩具と思った母親に捨てられるという運命をたどった。
まぁ横道にそれてしまったが、2001年にPCを始めて、インターネットなどをやるにあたり、デジカメが欲しいと思っていたころ(コンデジですら当時金のない私には高根の花だったが)カシオのEXILIMなど市場に投入されたときには、驚愕を持って迎え入れられた。
薄さ小ささは先ほどのコニカビッグミニよりも薄い。
ここら辺からすこーしだけデジカメを意識するようになったが、デジ1などは画質がいまいち(雑誌などで)、数百万円、一方ジャンク箱からくい移出した1眼レフと標準レンズなどでリバーサルフィルムを入れて撮った日にはそれはそれは美しい画が出てきたし、いいレンズを搭載したコンパクトカメラでもそうだった。当時さげすまれていたプラカメというジャンルだ。
新しい物好きな日本人のことであるから、2000年代前半にもずいぶんデジカメ(コンパクト)を買った人がいるようだ。
また横道にそれた。2001年にまとまったお金が入ったので、東芝の薄い小型のラップトップPC「リブレットL2」を買った。
楽譜をどこでも作成できる、未来的な生活。そして当時のJ-PHONの初代の「写メ」機を私は買っていたのだ。
しかしその画像は何を撮ったかはっきり判別もつかないようなもの。
自撮りは鏡によるもの。10万画素。何を撮っているかわからないほどのものだった。
でも先進的、未来的な生活だと思って疑わなかったが、インターネットなどを閲覧するうちにリブレットはずいぶん前からあったようであり、シコタマびっくりしたのだった。
で先日上に貼ったプレスリリース、1997年のものを見て、、、
当時の私が持つより5年も前のリブレットにカメラが刺さっている。
これでやり取りできるなんて!!
いや、当時知らなくって良かったですよ。
金もないし休みもない修業時代に、カメラを売っては交通費を捻出し、現場で修行させてもらっていたのだから、
こんなものを知ったら発狂していたでしょう。
これなら、PC自体もカメラ事態もAllegro(快速)よりちょっとゆっくりなAllegrettoなのだろう。
これはまいったなぁ。
でも2000年のプレスリリースではAllegretto M70がフラッグシップ機として紹介されるが、
これはキヤノンのパワーショット、カシオの何某か、SONYのS-75(Carl Zeiss Vario Sonnarと宣伝され、銘板に刻印されている)。
よく見ると皆同じような形であり、焦点距離と明るさが一緒である。
まぁ当時としてとてもよく写るレンズだったのでどこのメーカーでもよいのだが、東芝はレンズ名はレンズ部に記載されていないが、プレスリリースではキヤノン製と明言している。ここではパソコンと合体してやり取りするというコンセプトは消滅していた。
さて、横道にそれてばかりだったけれど、最初に買ったAllegretto PDR-M700は
「まぁAllegrettoというカメラをしゃれで1台持つなら、ちょいと高機能なものが良い」とキヤノン製10倍ズーム(35㎜判換算370㎜相当までのレンズが付いている当機にしたが、思いのほか深追いしてしまった。
前述のS-75や兄弟機のAllegretto M70など。
M700の方にはカメラのどこを探しても、すでにAllegrettoというプリントさえもされていなかった。
販売時のシールと、起動画面に一瞬出てくるためだった。
キヤノン製のレンズといい、キヤノンと仲が良かったのは明白とみて、キヤノンで似たものを探してみた。
あった。パワーショットS1 ISである。
さすがキヤノン、デザインもEOSっぽいし光学式手振れ補正付き、バリアングル液晶が画面搭載と
何もかにも上だった。


しかし調べてみると、TOSHIBA Allegretto PDR-M700は2003年、Canon Power Shot S1 ISは2004年である。
1番手を逃しても満を持して登場して市場を席巻するキヤノンのことだ(キヤノンオートボーイシリーズ、EOSシリーズ)
東芝の方にはないものがたくさん入っている。
レンズはコンマ1ミリ違い(35㎜換算だと37-370相当と38-380mm相当)の違いがあった。
レンズ内の光学手振れ補正を付けたら少し伸びたんだろうと思ったのだが、
同時に発売されたら東芝の方は全く存在意義がなくなってしまう。
ちょっと早く「基本形」で、余計な便利そうな、わくわくしそうなもの、ワクワクしそうな形ではないものを先行発売させてもらったのではないかと考えているが、当時の事情などをよくご存じの方がいらしたら、ぜひともご教授お願いしたいところである。
他に兄弟機があるかどうか、当方は知らないが、大キヤノンの発売前だったら、東芝Allegretto PDR M700も、小さくて35㎜換算400㎜相当に近づいた良く写るカメラという存在意義が少しはあった「期間」がある。
手振れに強いというPDR-M700のプレスリリースの文言も、何のことはない、自動的にISO400に切り替わるというだけである。
両方ともスイッチON後、勃起するチン胴レンズであるから、フィルターなどを付ける専用アクセサリーがある。
東芝はねじ込み、キヤノンがどうしてもわからなかったが、悩むこと10分くらい
(前ユーザー様が大変几帳面な方だったようで、箱から当時の内容物一切が入っていて、このアダプターもテレコンレンズもこのカメラに合致したものだということは確信が持てたのが幸いした)。
こういうことだったのか!!レンズ脱着ボタンのようなものを押したらレンズ前枠がバヨネット式になっていて外れたのだ。コンバーションレンズアダプターがバヨネットになっていたのでどうしたものかと当惑していたのだ。

380㎜相当に撮れこん1.6倍だとエライことになるぞ!
12日の月曜日に連れ出してみた。
そろそろトバし過ぎて亀鬱である。

どうしても最望遠側で撮らなきゃという強迫観念に襲われる。
いつも通り♪バスは来ぬ♪

消防団の火の見櫓の半鐘も、新宿駅山手線ホームから頭だけちょこっと見えるあの竹籠のような魚籠のようなビルも。。。
まあ超望遠系でなくても普通の焦点距離で








良く写っている。う~つれ~ばい~いじゃ~ん的には合格。
自分で比較したくなってレンズの両端で撮り比べてみる。
横須賀のメインストリート。大滝町大通り。

うむ。。。ワイド側で風景は厳しいなぁ。センサ―の画素数などは、ワイド時には風景に向かない。

↓さらにx1.6のテレコン装着
たまにピンボケがある。全然ピンボケ。
これには訳があった。鏡胴の周りに手振れ補正のON/OFFボタン。AF/MFボタンがある。
レンズを握るとそこを押してしまう。
最初は壊れたかと思って肝を冷やした。
これは人間工学的な設計ミスだ。センサーリコールはソニーのせいとしても撮影時にレンズ部を握ると、MFに切り替わり、手振れ補正が利かなくなる可能性が十分にあるのだ。いや、普通はなる。



鉄チャンじゃないのに電車を撮ってみる。結局フォーカスが遅いので380㎜望遠が役に立つ頃になってようやく写真が撮れる。
結局は東芝の方が使いやすく(握りやすいし)、手振れ補正が入っていない割にはブレにくいし。。。
東芝のAllegretto PDR-M700が好きになった。またキヤノンの方にはフィルターアダプターとフードに同一線上の擦れが多数あり、前のユーザー様が、きちんとフードを付けて撮影されていることが偲ばれる。
これは素晴らしいことだ。
- 2018/03/14(水) 19:27:24|
- CANON ZOOM LENS 10X 5.8-58mm/2.8-3.1 USM(CANON PowerShot S1 IS)
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