
(これはS5proにSIGMA ZOOM28-80mm/3.5-5.6 HF MACRO 赤鉢巻で撮影)
さて、最近だんだんベタベタしたZen仕上げのNikonマウントのものなどは、ユーザーがゴミとみなし始めて、見ないような気がするが、先般「ごみなど汚れがあるかもしれません」の物品はカビだらけで本体がゴミ。
さて、かさばるから余計なものは欲しくないのだがF401sに付いているものがあった。
バック入りでフラッシュもついているが、バックの側面のビニール部はみじめにもひび割れ、全体が大変やばそうな雰囲気が出ていた。カメラやフラッシュなんぞは動かなくてもよい。レンズの光学系だけでも無事であればと思ったが、全体の写真の汚さからは、それは無理そうであった。落札価格500円。
玄関のベルが鳴る、風邪をひいている私が出ようとすると、あれこれ忙しく動き回っているカミさんが出るという。
こりゃまずい。お小言喰らう。「もう来ないって言ってたのに。。。」案の定だ。
まぁそんなのは忘れ、風邪で症状がつらいから寝ていた。
先ほど起きたとき、開けてみると、なんか梱包がきれい。
バックの側面がひび割れているが不潔なわけではなかった。
バックをあける。
傷などもなく、使い込んだテカリなどさえもないF401s.電池室ごくわずかに液漏れ。
フラッシュも奇麗、電池室の接点にごくごくわずかな液の跡。紙やすりと接点復活罪で。両方とも息を吹き返す。
さて、レンズだが、光学系は大変きれい。
外観は、前のユーザーが程よく清掃して下さっていたので、ベトベトしない。

よっしゃ、この感じ(S5ro,SIGMA UC Zoom28-70mm/3.5-5.6で撮影.Color-STD,ISO800)。
もう一つある。カメラとレンズの相性である。
「意してプラカメ拾うものなし」のRikkies様から賜った貴重なSAマウントのものをFOVEON素子としては最新のSIGMA sdquattro Hに装着した場合、一切のあいまいさを許さないこのセンサーは、このレンズの光を拒んだ。
あのセンサーは固さがなく、本当の意味での解像度を持っているレンズしか受け付けないだろう。
逆にS5proの場合、こちらは少しあいまいでないと伸ばした時てきめんにデジ臭さが出る。
Nikon D70(610満画素)で感心したのは、35㎜フィルムカメラの様に、伸ばしても、そのままボケてっちゃって、デジ臭さを出さずに乗り切る。だから嫌みがなかった。本当は手放したくなかったがS5proをお迎えした以上、多くは手元に置けない。回していかないとデフォルトである。
S5proでAF-S Nikkor35mm/1.8G DXなどで撮ると、風景などいまいち色乗りが悪く、S5proの欠点をさらけ出す。
ハニカム構造の場合、水平や垂直の解像度は高く見えるが、斜めの線などのバスとガジガジして、
デジでございと触れて回っているようなものだ。それに何しろ600万画素だから。。。
少し収差というか、フィルム寄りのレンズの方が合うように思う。
F700などであまり解像度の高いレンズを採用わなかったのはそのためかもしれない。
sd Hの時より、このレンズの味が出ている。SR素子ともうまく連携できているように思う。
S5proは実質600万画素程度であるから、フィルム時代の乗りのレンズの方が良いのであろうか。
収差を完全に取ったような玉では素子の形成までが分かってしまうだろう。
フィルムで好きだったレンズがフィルムらしくと開発されたSR素子カメラと相性が良いのはうれしき限りである。
それにしてもだ。
フィルム代や現像代を捻出するのは厳しい。
こんなにちゃんとしていて、きれいで実働できそうなF-401S、しかも幅広な黄色いあの独特なストラップまでついている。
このボディーとフラッシュ(SB⁻23)、どなたか貰ってぇ~~~!!
ここまで生き延びたカメラがかわいそうである。

(これはS5proにSIGMA UC ZOOM 28-70mm/3.5-4.5で撮影,ISO 800)
もともとこの記事の最初に撮った28-80HFなるズームの素性やいかに。。。ということでTTL調光だのなんだかんだでF-50,F-70,そして先月だかD70,そしてS5proまで目まぐるしく変わった。赤鉢巻のHFとヴァリオエルマーの廉価版に選ばれたUC-ZOOMを比較したいだけの話だったが、どうやらUCズームの方はS5proを補佐してくれる存在になりそうだ。
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- 2018/03/06(火) 20:46:20|
- SIGNA UC ZOOM28-70/3.5-4.5
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やはりILFORD XP2のほうがラチュードがあり、シャープ感が出るなぁ。
オモテで絞って撮らないとわからない。
このレンズもマウントを選ばなければしくないのだが
当時のシグママウントとなるとなかなか見つからない。
さる三河の高貴なお方から拝領した。
SIGMA UC ZOOM 28-70mm/3.5-4.5,SIGMA quattro sd H mono ISO640
(もちろんフィルム時代のレンズさぁ~ ライカRの廉価版R-Eの標準ズームになった
ちっとも廉価じゃなかった。中古ではこっちはジャンク扱い、向こうは8万円くらい
光学系は一緒だが、向こうは分厚い金属鏡胴、こっちはガタガタのプラ鏡胴
あながち値段の差がばかばかしいとも言えない。)
このレンズのカテゴリーをクリックして色素粒子のモノクロネガのものと比較してみてください。
- 2018/02/09(金) 00:26:58|
- SIGNA UC ZOOM28-70/3.5-4.5
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(ILFORD XP2 Super使用、EOS Kiss初代、フィルムの方です)
語りかけても聞こえていないのか、いや、寝ているみたいだ。
色々大きな声で話しかけてみる。
若い女性の職員の方に大きな声で見耳のそばで名前を呼ばれると
「あ~」と答えていた。。。
テーマ:プラカメ万歳 - ジャンル:写真
- 2009/10/24(土) 23:20:32|
- SIGNA UC ZOOM28-70/3.5-4.5
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このレンズ、よく写るわい。。。
ILFORD XP2super(カラー現像モノクロ)使用。
SIGMA UC Zoom 28-70mm/3.5-4.5(ライカR-E登場時のVario Elmar28-70mmと同等)
CANON EOS KISS(初代)¥500で購入。
テーマ:プラカメ万歳 - ジャンル:写真
- 2009/07/08(水) 02:59:49|
- SIGNA UC ZOOM28-70/3.5-4.5
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(カメラ:Canon EOS 100QD
レンズ:SIGMA UC Zoom 28-70mm/3.5-4.5 (ライカR-E時代のLEICA VARIO ELMAR 28-70/3.5-4.5と光学系は同じものです。
フィルム:KODAK BW400CN
スキャナー:EPSON GT-9700F)
どうも最近のプラカメ軽視、金属カメラ信仰は目に余るような気がする。
ユーザーの方が、金属カメラが好きだとか好みの問題であればそれもそうだとも思うが、
金属カメラだから良い、金属カメラの方が良いというのも乱暴に思うのだ。
中でも一番「なんかなぁ~」と思うのは、有名カメラ雑誌などに寄稿しているカメラなどのレポートを書いているカメラマン、しかも昔のガチガチ頭の分からず屋の解像力重視で偏見に満ち満ちたカメラマンでなく、中古カメラ店の販売に寄与していると思われるカメラマン(写真家??)の方々の、金属カメラ信仰を読者やカメラファンに植え付けるような記事だ。
金属カメラはそんなにえらいか。
こりゃ否、否である。
金属カメラは好きだ。大好きだ。
しかし忘れてはいけないのは、カメラ王国が大英帝国から1次大戦敗戦国ドイツに移ったとき、
それは木製ハンドメイド超高級大型カメラから金属小型カメラに移った瞬間でもあるが、良質の木材や仕上げの美しい高級大型カメラに比べて、技術進歩とは裏腹に、金属カメラは冷たい工業製品と捕らえられていたであろう。
欧州の昔年のクラシックカメラ店ではライカやツァイスイコンなどの戦前の金属カメラは2000円ほどでダンボールに入れ、2000万円で大英帝国製のトロピカルカメラ(南国仕様に特別の木材を使い、その木目や仕上げが極めて美しいものである)を進めてきた、なんていう話がある。
まあ、金属カメラ信仰が横行し天邪鬼な私はプラカメの肩を持っているだけではあるが、一つの、いや3つくらいの苦い経験が、金属カメラ信仰の横行に首をかしげるきっかけとなっている。
金属カメラは丈夫か??
否!否である!!
キヤノンF-1.。。。
なんと美しい響きだろう。黒くてつやつやして、ゴツくて直線的で、、、
私はNikon Fより好きなのだが。。。。
できれば時計の針を戻してあの瞬間に戻りたい。
25年近く前、高校生のとき。
私はこの素晴らしいキヤノンF-1を落としちゃった。。。のだ。
落としちゃった。落としちゃって、落としちゃったらば。。。なんか頭の中は真っ白になって、拾い上げたときの悲しさは今も忘れない。
かっこいい三角頭がつぶれ、向かって左肩が陥没した。
陥没だ!陥没しちゃった、陥没しちゃったらば。。。
ああ、かっこいい雄姿は台無しだ。
しかし、あきらめずに機能を確かめてみるのだ!
ああなんと、シャッターボタンが曲がってシャッターが下りない。
懇意のカメラ店の下取り品をそのままの値段で流してもらったため50mmf1.4付きで1万円と破格値であったから購入できたのだが、到底修理代金は捻出できなかった。
このあと凝りもせず、、、ライカIIIaだの小西六のパールIIIだのがこういう目にあった。
なぜか高級カメラだけこういう目に遭う。
それに対して、
ある日、コシナC1sというプラ外装(中身はダイキャスト製だが)の安い1眼レフを頭(ペンタ部)から落とした。このカメラは少し丸みを帯び、特にペンタ部などは丸っこい。
うぎゃぁ~~~!!
こりゃ、頭んとこ破けてるんじゃねぇの。。。
と思ったが。。。
材質の弾力性があったためだろうか、外装の割れも無くかすり傷さえもほとんど見つけることが出来なかった。
その後も正常に動き続けた。
樹脂でできた外装は、カメラをダメージから守ってくれるのに対し、金属外装は陥没や曲がりなどにより機能を著しく損なう。
テーマ:プラカメ万歳 - ジャンル:写真
- 2009/07/05(日) 02:00:18|
- SIGNA UC ZOOM28-70/3.5-4.5
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