
視度補正レンズをつけているが、老眼が出てきて度数が変わったかなぁ、
ピントが見にくくなった。
店内の側面の日の当たらないところの茶碗たちはひっそりとならんでいる。
窓際のきれいな瓶たちは、おとなしくしているが気分は良さそうだ。
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- 2020/10/28(水) 04:58:54|
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昨年、50の歳に向けてキリスト教のカトリック信者になった。
準備はその前年からになる。
本業は西洋音楽であるから神国日本に於いても体の半分はキリスト教にどっぷりつかっているといえる。
しかし半分は、大らかなる、またありがたくも寛大で寛容なる大八州(おおやしま)というか大和(やまと)というか・・・
否、大和朝廷がこの日本列島を席巻する以前の1万数千年前よりのこの列島に潜む縄文的霊力にどっぷりつかっている。
人間、意志のみに依って生きるにあらず、いろいろの御縁あって人生を決す時も多い。。。いや、その方が多いか。
まあご縁があったという事だ。
さて、半分のキリスト教的ロジックを基礎に立脚した西洋音楽の根本問題に立ち向かおうとしたのだが、
消化不良を起こし、見事に荒れた。
そして荒れながら精神的には厳冬の時期を迎えた。
キリスト教のミサ(プロテスタントでは礼拝、正教では聖体礼儀)において音楽は決定的な役割を果たす。
それであればグレゴリオ聖歌だ(かねてより好意を抱いていた)と、習いに出かける。
しかし、グレゴリオ聖歌は音楽ではなかった。。。音楽というジャンルより祈りそのものであった。
カトリックの信者になってよいと思った。「祈り=グレゴリオ聖歌」
になれたからである(しかし現実はそんなに甘くはない。日本のカトリック教会の典礼からグレゴリオ聖歌は締め出されているままだ)。
しかし、グレゴリオ聖歌が重要な位置を占めだしたころから、私の信仰であった多声音楽言語は娯楽となった。
いや、最初から芸術は神の力を得た「人間の業」であったと思っていればよかったのだ。
神業そのものであると思いながら半世紀も過ごした私が悪かったのだ。
(こんな風に書いていますけど本当にすごいダメージでしたよ)
それでもフラッシュフジカは買った。
なんとなく嬉しかった。
荒れと停止のなか陽だまりのような温かい安らぎを得た。
それでは何かい・・・
本業よりも、しょうもない「フィルムカメラ浮気道」の方が
継続的なアイデンティティーだというのか。。。
カメラ浮気道も40年を超えた。
それはそれで深刻な問題である。。。
今更なんでフラッシュフジカを買ったかというと、

↑こんな写真をアップしたかったからだ。
昨年の1月13日に書いた記事の写真の差し替えである。
http://yotarouyokosuka.blog92.fc2.com/blog-entry-580.htmlケースがフラッシュフジカデートのものであった。
「DATE」が入っていないフラッシュフジカのケースが見つからなかったのだ。

↑これは捨てた写真。
ケースだけなんて手に入らない。。。というか有る時は捨て値でカメラと共にある。
ケース欲しさで安く買ったらカメラが生きていたといったところだ。
こんなことを書いていて何が「深刻なる中高年に於いてのアイデンティティーの崩壊」だ!!
とも、自分で思ったが、考えてみれば、酒もやらねばタバコも吸わぬ。「
まして女遊びなど緒は無縁である。
駄カメ道無くして人生の危機を乗り越えることができようか。。。
と、たった今思った。
- 2020/01/21(火) 00:58:21|
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昨夜遅く、電極を磨いたりしたが、電池を入れても通電せず、磨き足りないか、液漏れで中の回路などが侵されたか。
それで推測となる。
エニグマ「謎」は英国人エルガーの作曲したエニグマ変奏曲(管弦楽)であり、ラ・トラヴィアータはヴェルディーの作曲したオペラ「椿姫」といった方が通りがいいだろう。「道を踏み外した女」という意味である。
このHANIMEXのカメラが男か女かは別として…
この推測には大きな前提がある。フラッシュと露出計は別として、その他カメラの一連の動作には電源を必要としないという大前提に立っている。だからもし電源を必要としている場合(ミラーシャッターのスリットなどの幅の制御によるシャッター速度の変化などの設計になっている場合)私の推測はいっぺんで成り立たなくなる。
絞の制御については、電源のない状態で変化しているからこちらは関係ない。EEカメラではなくあくまでマニュアル露出機である。
HANIMEX REFLEX FLASH 35ではFUJICA ST-Fと違い極限まで切り詰めた寸法になっていて無駄がない。であるからフィルター口径は46㎜である。FUJICA ST-Fは1眼レフらしくしてフラッシュマチックなどの機構を入れ、フードなどの必要ないようにレンズを奥まったところに置いたためフィルター口径は49㎜である。
このRD35dは49㎜でレンズの焦点距離は45㎜に伸びている。
またFUJICA ST-Fの様にレンズは奥まらせ、ASA感度は設定を鏡胴の方に移した。
レンズが奥まっているのはやはりハレーションなどの防止に役立ち、また戦前から1960年代の日本人様に。ケースのストラップにフードケースを付け、カメラも速射ケースを付け、撮影ごとにフードを付けるなど生真面目な習慣を持たない人々向けであったといえる、またと小幅など全体に一回り大きくなったのは、機能的には説明がつかない。単に使いやすかったからではなかったのではないか。外人さんで背も手も大きい人にとってはFUJICA ST-Fの操作は困難を極め、日本人のなかでも手の大きくない私にも、フラッシュマチック機構が邪魔し、絞の変化、ピント操作がやりにくい。また絞ダイヤルの下にASA調整レバーを付けたため絞を変えたと思ったらISO感度を変えていたなどの御操作が多い。
また焦点距離が伸びたのも、バックフォーカスを必要とし、レンズとミラーの間に何か入っていることを暗示させる。
その点まだ同族とはいえHANIMEX REFLEX FLASH 35の割り切った設計は誤操作が少ない。
そして、このRF35dくらいの大きさだと持ちやすく、操作しやすい。
ASA感度設定のレバーもピントリングと絞リングの間、向かって左斜め上・・・操作中触らないような所に対比してある。
これはとりもなおさず、絞リングとフォーカスリングの間に余裕があるということに他ならない。
(この点HANIMEX REFLEX FLASH 35はピッカリコニカ系のカメラと同じくレンズが奥まっていないから、レンズの周りのリングを回して設定するから誤操作は少ない)
しかしこの大きさだと、小型1眼レフの大衆機も台頭してきて1981年にはフラッシュ内臓のレンズ交換式(フォーカルプレーンシャッターだがB,60.125,250,500という思い切った仕様)のMAKINON MKなどが発売され輸出専用機として出てくる。
そもそもにFUJICA ST-FやHANIMEX REFLEX FLASH 35は、SEDICの社長さんのあくまで「フラッシュ付きコンパクトカメラとしての1眼レフ」という発案、専務さんの大胆な設計に由来しているが、HANIMEX RD35dは違うのだ。
各部を見ていこう。

電池蓋が全く違う構造になっていて何故か単4電池2本に代変更されている。
大きさに余裕が出たので視度補正レンズもはまる。

上から。reflex flashとRFの略称を説明しているかのようだ。HANIMEX REFLEX FLASH 35に付いていたシャッターボタン後ろの、露出計作動スイッチがなくなっている。

ファインダー内。露出の+・-の表示は上に。視野の左右がひどく、プリズムの腐食が進んでいるようだ。

そして、これは通電させないとわからないが、推測として最も合理的なのは、露出計のスイッチである。
絞リングに指をかけると自然と親指がこのボタンを押すのだ。これは(もしそうであるとするならば)FUJICA ST-FやHANIMEX REFLEX FLASH 35よりも人間工学的に優れている。
(追記・・・この後電極磨きを励行した結果一瞬通電し、露出計作動スイッチであることが確認できた)
さてシャッターを開いたときに見える絞状のものの形を見ていこう。2.8は開放だから割愛。
ピントも合っていないので、大体の形から類推。

2枚羽の簡易絞的ですね。FUJICA ST-FやHANIMEX REFLEX FLASH 35の構造では出せない形です。
最終的に考えられるのは、この一連のミラーシャッター機は、構造が簡便なのが第一で、
FUJICA ST-FやHANIMEX REFLEX FLASH 35のような独創的な機構を持たない限り、初期のEEカメラの様にシャッター速度は単速で絞りのみ変化、絞りの変化は自動ではなく露出計を働かせながらファインダーを見ながら調節する。
またこのカメラの大きさ、ゆったり設計は、HANIMEXの会社の性格上、安価なものを全世界にばらまくわけだから、器用で経験を積んだ修理工を全世界にいきわたらせるわけにもいかず、修理代も高価では意味をなさず、多少の経験を積んでいれば修理しやすい、部品の交換をしやすいというメリットもあったのではないか。
シャッターが単速であっても絞はf2.8~22まであり、1/250くらいに設定すればASA400でもギリギリ海山晴天でもなんとかなるであろうし、ASA64のコダクロームなどでも低照度時はフラッシュが付いているから撮れるというわけだ。フラッシュマチックはついていない。
レンズの銘板のAutoはこの、おそらく2枚くらいであろう簡便な絞りが、シャッターが開いている間絞られる、1眼レフでは当たり前になった自動絞りのAutoではなかろうか。
このカメラは珍機ではあるが、私の追っているFUJICA ST-FとHANIMEX REFLEX FLASH 35からは外れるので、万難を排して正常品、もしくはプロの修理屋さんに出すことは考えていない。
- 2019/01/21(月) 13:25:31|
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露出ダイヤルの赤い点がいまいち確信が持てなかった。取説昔持ってたんだけどなぁ。
検索しているとVIP(ビフ)カメラさんに在庫があったのである。
側取り寄せました。。。英語とかめんどくさいなぁ、中国語もわかるようなわからないような。。。
1ページ目を開けてみた。紙が挟み込んであった。
うひゃ~~~~~!!!何年ぶりだろう、青焼きコピー
これで一件落着とはいかなかった。
いや、露出ダイヤルの見方はわかった。
最初の写真に写っていたカメラは
、先日検索をかけた所、なんとハードオフの北海道の滝川店がヒットしたのだ。
だがシャッタが切れないのだ、返品させてくれるということで安心なのだが、
シャッターはチャージされ、セルフタイマーもチャージされ、、、、、
セルフタイマーチャージしちゃったの誰ぇ~~~??
セルフが動かないでシャッターが切れないままのケースが多い。
温めてみたがびくともしない。
ゾーンフォーカスや、露出の早見表がついているカメラがあるが、
的確な数字が書いてあるものは、ピントもいいし、ネガ濃度もそろっていた。
すっかりやすカメラに落ちぶれたRETINA S1である。
http://yotarouyokosuka.blog92.fc2.com/blog-category-121.html 6x6判のミラーシャッター式長城DFシリーズの中国国内向けには、
http://yotarouyokosuka.blog92.fc2.com/blog-entry-331.html季節ごとの露出まで書いてある。これは迷わないなぁ。
リバーサルフィルムだったら、ハイライトの露出を覚えておけばいいのだが、ネガフィルムは、難しい。
- 2018/12/20(木) 00:33:48|
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